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霞始めて靆びく

潤いを帯びた土が大気中に水蒸気を放出し、霧靄(きりもや)がたなびき始める頃。

山野に霧もやが立ち込め、柔らかく霞んだ景色はなんとも趣深いです。

霞(かすみ)と朧(おぼろ)

春に出る霧を霞(かすみ)と呼び、夜の霞は朧(おぼろ)と呼ばれます。

春の季語として、ぼんやりと薄れる、のどかな春の景色を表すのに詠われています。

春なれや名もなき山の薄霞
芭蕉「野ざらし紀行」
辛崎のおぼろいくつぞ与謝の海
蕪村「橋立の秋」

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