水辺の葦(あし)が芽を吹いて水面から顔を出し始めた頃。
菜種梅雨(なたねづゆ)
二十四節季では穀雨(こくう)の時期、山野の植物の伸び初めに合わせて丁度よく恵の雨が降ります。この頃の雨が長くなることを「菜種梅雨(なたねづゆ)」と呼びます。
ついうっとうしく感じてしまう雨も、植物にとっては恵の雨。天からの栄養をいっぱいに受けて、ぐんぐん背を伸ばしていきます。
筍(タケノコ)
この時期旬なのが筍(タケノコ)。
「筍」という漢字は、竹が10日間(一旬)で成長するため、竹の旬の時期という意味が由来であるとも言われています。
採ってから時間が経つほどにアクが強くなるため、できるだけ早く調理する。