肌に触れる風も空気もまとわりつく様な蒸し暑い頃。
木や草はすっかり成長して緑濃く、日が落ちるのもゆっくりになります。
暑気払い
葛水
葛粉に砂糖を入れて葛湯を作りそれを冷した飲み物。酒毒を消し、
胃腸をととのえ、渇きを止め汗の出るのを防ぐ効能がある。
冷やした甘酒
桃湯
桃の葉に含まれる「タンニン」
タンニンには消炎、解熱作用や収れん作用があり、消炎、解熱作用は肌の炎症を抑える効果があります。
また、収れん作用には肌を引き締める効果があることから、よく化粧水などにも含まれています。
肌に触れる風も空気もまとわりつく様な蒸し暑い頃。
木や草はすっかり成長して緑濃く、日が落ちるのもゆっくりになります。
葛粉に砂糖を入れて葛湯を作りそれを冷した飲み物。酒毒を消し、
胃腸をととのえ、渇きを止め汗の出るのを防ぐ効能がある。
桃の葉に含まれる「タンニン」
タンニンには消炎、解熱作用や収れん作用があり、消炎、解熱作用は肌の炎症を抑える効果があります。
また、収れん作用には肌を引き締める効果があることから、よく化粧水などにも含まれています。
桐箪笥(きりたんす)でおなじみの桐の花が結実して卵形の実をならせる頃。
実を結実させている横で、翌年に開く予定のつぼみがすでに枝になっています。
桐が鳳凰の止まる木として古代中国で神聖視されていたことに倣って、桐は格式のある紋とされ皇室や豊臣政権など様々な政権が用いてきました。現在では日本国政府の紋章として用いられています。
もう少し身近なところだと、500円玉の裏にも描かれています。
鷹が成長して巣立つために飛び方を覚える頃。
今では街中で鷹の親子を見かける事などありません。昔の人たちはこの時期、鷹の親子が一緒に空を飛び、雛が狩りを学ぶ姿を空に見かけたのでしょう。
池で蓮の花が大輪の花を咲かせる頃。
夜明けとともに水を弾いて優雅な花を咲かせ、昼には閉じてしまいます。
泥の中でも気高く清らかな花を咲かせる姿から 「清浄無比の花」と尊ばれ、仏像の台座にもその形がよく使われています。
梅雨の雲間から覗く日差しも強くなり、熱さを感じる風が吹いてくる頃。
半夏(はんげ)、別名、サトイモ科のカラスビシャクが生える頃。
花が咲く時期に、ハート形の葉を白く変色させる植物。
木の葉の変化する時期が、七十二候の「半夏生ず」に重なることから、その名がついたといわれています。
菖蒲(あやめ)の花が咲き始める頃。
とても良く似た花に花菖蒲(はなしょうぶ)、杜若(かきつばた)があります。
おまけに端午の節句に使う菖蒲(しょうぶ)にいたっては同じ漢字を使うので、このあたりは非常に混乱します。
ことわざの「いずれ菖蒲か杜若」は、どちらもすぐれていて、選択に迷うことのたとえ。
菖蒲も杜若も同じアヤメ科の美しい花で、区別するのが困難な様子がよくわかりますね。
一年の前半の役を払い、年の後半の無病息災を祈る。
靫草(うつぼぐさ) 、別名、夏枯草(かごそう・なつかれくさ)の花穂が黒っぽくなり枯れたようになってくる頃。
あまり聞きなれない花ですが、探してみると道端にも生えている植物です。
昔から生薬としても親しまれており、利尿作用でむくみに効いたり、うがい薬としても用いられていました。
梅の実が黄色く熟してく頃。
梅雨という言葉は、梅の実が熟する時期の雨という意味です。
16日の嘉祥(かじょう)の日は、16の数にちなんだ和菓子、餅などを神前に供えたあとに食し、 厄払いをする日。
明治以降はすっかり廃れてしまった行事ですが、甘いもの好きにはうれしい年中行事。
全国和菓子協会では嘉祥の行われた6月16日を和菓子の日と定め、さまざまな催しを行っています。
蒸れて腐りかけた草の下でホタルが光を放ち、飛び交う頃。