【冬至 末候】1月1日〜1月5日頃

雪下出麦ゆきわたりてむぎいづる

(雪下麦出ずる)

新年あけましておめでとうございます。新しい年を迎え、暦は「冬至」の末候、「雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる / 雪下麦出ずる)」を迎えます。 降り積もる雪の下で、目には見えずとも麦が静かに力強く芽を吹き出し始める季節です。寒さの中で芽吹いた麦は強くたくましく育つことから、古くから不屈の生命力の象徴とされてきました。 お正月は無病息災を願う「お屠蘇(とそ)」や温かな行事食とともに、身体の芯から温まり、健やかな一年のスタートを切りましょう。

季節の言葉と風土

【なぜ雪の下で麦は芽を伸ばすのか?(植物生理と麦踏みの知恵)】 麦(コムギやオオムギ)は「秋まき」の作物が一般的で、冬の厳寒期を経験することで成長スイッチが入る「低温要求性(春化処理)」という植物生理を持っています。雪は冷たいイメージがありますが、実は空気を含んでいるため断熱材(保温カバー)の役割を果たし、地表近くの温度を氷点下近くで一定に保ちます。 農家では冬に「麦踏み(むぎふみ)」という作業を行います。芽を足で踏みつけることで、伸びすぎを防ぎ、根張りを強くして耐寒性を高める伝統的な農の知恵です。人生の節目やスタートの時期に、この強靭な生命力を取り入れたいものです。 【新年の暮らしと手仕事:寒おこしと温活習慣】 お正月休みは、1年の健康の土台を作る大切な時期。寒さで収縮しがちな身体をほぐすため、湯たんぽや足湯、生姜や葛を使った薬膳スープで「温活」を意識しましょう。また、庭や菜園をお持ちの方は、土を粗く掘り起こして冬の寒風や霜に晒す「寒おこし(寒耕)」を行うと、害虫や病原菌が死滅して春にふかふかの土になります。

季節を味わう暮らしの道具と食

新年の温活と身体を整える道具・食材

冷え込みが厳しい新年の朝夕、身体を芯から温める天然素材の温活グッズや、伝統的な発酵食のセットです。

✦ 編集部のおすすめコメント直火・IH対応で朝までじんわり温もりが続く伝統の金属製湯たんぽ。

麦の生命力を味わう食卓

香ばしい国産大麦の麦茶や、プチプチ食感が美味しいもち麦。食物繊維が豊富で正月太りや腸内環境のケアにもぴったりです。

✦ 編集部のおすすめコメント白米に混ぜて炊くだけで手軽に水溶性食物繊維(β-グルカン)が摂れます。

「冬至」に属する七十二候(全3候)

二十四節気:冬至
現在の候冬至 末候
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(雪下麦出ずる)
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