【小寒 初候】1月6日〜1月10日頃

芹乃栄せりすなわちさかう

(芹乃栄う)

寒さが本格化する「小寒(しょうかん)」を迎えました。その初候が「芹乃栄(せりすなわちさかう / 芹乃栄う)」です。 「芹(セリ)」は春の七草の筆頭に挙げられる植物。1月7日の七草粥でおなじみですが、田んぼのあぜ道や清流の浅瀬で競い合うように(競り合うように)青々と群生することが名前の由来とされています。 正月ごちそうで疲れた胃腸を労わり、新鮮な春の香りを食卓に取り入れましょう。

季節の言葉と風土

【芹の栄養学と植物的特徴】 セリ科の多年生草本で、精油成分(β-フェランドレンやピネン)由来の独特の爽やかな香りを持ちます。この香り成分には保温効果や発汗作用、食欲増進作用があるとされています。また、β-カロテン、ビタミンC、鉄分、食物繊維が豊富に含まれており、冬場に不足しがちに緑黄色野菜の栄養を効果的に補給できます。 【七草粥の歴史と現代の食卓アレンジ】 平安時代の宮中行事「七草の粥」に由来し、無病息災と青野菜の摂取、そしてお正月のごちそうで疲れた胃腸を休める知恵として受け継がれてきました。根っこごと美味しく食べる「仙台セリ鍋」や、セリとサバ缶のオイルパスタなど、現代風の香りを生かしたレシピもおすすめです。

季節を味わう暮らしの道具と食

お粥と和食を美味しく炊き上げる土鍋・鉄鍋

直火でふっくら美味しいお粥や芹鍋を楽しめる伝統の伊賀焼土鍋。保温性に優れ、食卓を温かく彩ります。

✦ 編集部のおすすめコメント伊賀の粗土が熱を蓄え、お粥をふっくら優しく炊き上げます。

七草粥・薬膳粥をたのしむ器と匙

手触りの良い天然木の汁椀や漆塗りのさじ。温かいお粥を優しく味わうための上質な器。

✦ 編集部のおすすめコメント口当たりの優しい木製スプーンでお粥の旨味を引き立てます。

「小寒」に属する七十二候(全3候)

二十四節気:小寒